2024年11月30日放送のテレビ東京の番組『伊集院光と佐久間宣行の勝手にテレ東批評』にて、テレビプロデューサーの佐久間宣行が、新番組を立ち上げるのではなく『アド街ック天国』のような既存の番組で「新企画を試す」ことが主流となりつつある理由について語っていた。
佐久間宣行:『アド街』なんですけど、特別企画やってたんです。
伊集院光:ほう。
佐久間宣行:それが、元祖の味。
伊集院光:ああ。
佐久間宣行:「東京 元祖のある街」か。
伊集院光:「諸説あるけど、このメニューはどうやらここが最初やってた」みたいな。ああ、チラッと見た。
佐久間宣行:それが、岡山のエビメシが渋谷の料理店の元祖なんです。岡山の郷土料理が。渋谷のお店で作ってたエビメシがまかないで、そこで育って店員さんが、岡山に帰って作って、地元メシになってるっていうのをここで知ったりとかして。
伊集院光:へぇ。
佐久間宣行:面白くないですか?(笑)
伊集院光:面白い。
佐久間宣行:あと、煉瓦亭っていうところで、揚げ物全般が作られて。その理由が、戦後の頃に近くに木村屋さんがあったから。パン屋があったから、パン粉が手に入るから、それで揚げ物を作り始めたっていう。
伊集院光:なるほど。
佐久間宣行:で、これ見てて気付いたんですけど、新番組じゃねぇかっていう(笑)
伊集院光:本当だ、街じゃないもん。
佐久間宣行:街じゃないんですよ。街の皮をかぶって、ハウフルスが『アド街』の側で新番組を試してるんですよ(笑)
伊集院光:いや、最近そういう感じあるよね。歌にまつわるものをやってみよう、とか。あそこからどんどん分離して成り立ってるもんね。
佐久間宣行:だから、今はトレンドとしてレギュラー番組の中で新企画を試すんですよ。
伊集院光:なるほど。
佐久間宣行:新番組にいきなりしちゃうと、継続視聴者が離れちゃうから。
伊集院光:なるほど。
佐久間宣行:それの、今回のプロトタイプとして非常に優秀な。
伊集院光:ってことは、よりそういう番組に呼んでもらうと、レギュラーが増える可能性がある。
佐久間宣行:長く続いてる番組の中の新企画に呼ばれる、タレントさんの新しい仕事術(笑)