2020年3月17日放送の放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(毎週火 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、新型コロナウイルス対策について、自称専門家がテレビ出演して意見を言うことに疑問を呈していた。
太田光:たとえば、専門家やなんかがさ、深刻な顔で出てきてるけど。もうイライラしてるだろ。出ずっぱりの人なんかいるからさ。
田中裕二:いるからね。
太田光:そうするとさ、ああいう人、休ませた方がいいよ。要はさ、あれ見て不安になっちゃんだ、みんなね。
田中裕二:うん。
太田光:我々だってそうじゃん。病院行って、医者が「あれ?」なんて慌てだしたらさ、そりゃあ不安だよ。
田中裕二:そりゃあ不安になるね。
太田光:ね?だからやっぱりさ、お医者さんとかって、我々はやっぱり上に見てるから。
田中裕二:見てるよ。
太田光:そういう人がさ、「これは大変ですよ!」って言ったら、それはみんな不安になっちゃう。
田中裕二:うん。
太田光:そういう人のこと、あんま見ない方がいいと思う。
田中裕二:うん。
太田光:専門家だったら、まぁテレビじゃあ素人だからね。だけど、そういう専門で、なんか指摘したいことがあったとするわな。専門家委員、厚労省がやってる。そしたらさ、それまずテレビで言う前に、なんかの自分のつてあるじゃん。
田中裕二:うん。
太田光:「ここ間違ってると思います」って言うんだったら、テレビで別に視聴者に言ったってしょうがないんだから。
田中裕二:うん。
太田光:なんかのつてで、自分はもしかしたら聞いてもらえない立場かもしれないけど、その友達の先生なり何なりが、どっかで繋がっているわけだからさ。「これ、私気がついたんですけど」って、テレビで言わずに裏で言うべきなんだよ。
田中裕二:うん。
太田光:テレビ出てきて、なんかイライラしてる人のことは、あんまり俺は気にしなくていいと思うよ。
田中裕二:それが正しいかどうかも、分からないわけだからね。
太田光:分かんないわけだからね。
田中裕二:そう。たしかにね、自分がたまたま聞いた情報っていうのを、まず信用するじゃん。これはもう、今回のことに限らず。なんかもっともらしく聞こえたこと。で、それと違うと、もう「何言ってんだ!」ってなっちゃうけど。
太田光:もう、パニックだよ。お前がそうだもんな。
田中裕二:俺は(笑)
太田光:お前、すぐイラッとしてさ、「なに?これ」みたいな。お前みたいな奴が出てるから、結構。
田中裕二:まぁまぁ、たしかにね。
太田光:「ちょっと、落ち着けよ」と。
田中裕二:そう、そう。今回のことは特に、ちゃんと分かってる人はいないっていうことを、まず考えた方がいいよね。
田中裕二:うん。
太田光:自分が得た情報が正しいかどうかも。その時、なんとなくもっともらしいと信じちゃうんだよ、みんな。