2026年10月5日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、映画『我々は宇宙人』を見た感想は「子供時代の自分のことを許してる人、許したい人、許してない人」で変わってくるのではと指摘していた。
伊集院光:「ベストバイ」のコーナーに、最近かなり来てたのが映画の『我々は宇宙人』に関する、これもまた上手に、まったくネタバレ しない形で、「これ、伊集院さんの感想聞きたいっす」みたいな。
「伊集院さん、ハマるんじゃないかなって俺は思ってるんですけど」みたいなメールがいっぱい来てたの。で、いっぱい来てて、ちょっと気になってたのは、その「見た方がいい、見てくださいよ。俺すごい良かったっす」が、全部で20通あるとしたら、2通ぐらい強烈に「見なきゃよかった」って怒ってる人がいて。
で、「見なきゃよかったし、あんな映画が今、評判がいいのは違う」っていう人がいて。で、しかも俺は『バックルームズ』を見に行ったときに、割と短いその公式の予告編は見たよ。
アニメで、俺が嫌いなタイプの、まぁ嫌いでも見るんだけど。俺が苦手なタイプの絵じゃないし。で、まぁちょっとした少年時代の話ですよ、みたいな空気は。なんかその子供時代あるあるみたいなやつが、いっぱい予告編には出てて。
「あ、これは俺の好きなやつだな、多分」と思って。で、カミさんいたから、カミさんに「一緒に見に行こうぜ」って言って、見に行ったの。で、 その前のときに岩井君に、「凄い今、ラジオのリスナーから勧められて、行こうかなって感じなんだけど、『我々は宇宙人』って、どう?」て聞いたら、「あ、今日の夕方見に行きます」っていう。
「じゃあ、ちょっとあとで」って言ったら、俺がそこで仕事が意外に早く終わっちゃって、その日の夕方に俺も見られることになっちゃって。で、岩井君に、「あ、俺も多分ほぼ同時に見ることになったよ」って言って見たの。
見て、なんか、まぁまぁネタバレしない。予告編にはもうそれは全然出てるから。2人の主人公的な子がいるわけね。同級生がいるわけ。で、その2人の同級生が、ダブル主役みたいな。ダブル主役かな、W浅野かな(笑)ソバージュとワンレンではなかったから…ごめんね、真面目に語ってる途中に怖くなるっていう病気があるから。なにかどうしようもない偏差値が下がることをしておかないとっていうのをちょっと思っちゃうから、そんなこと言ってるんだけれども。
で、どっちに思い入れも、俺が見た感想は、「これ、どっちに思い入れを持ってみんな見るのかな?」っていう話をしたら、たまたま岩井君終わってLINE来たんで、「俺も見終わったよ」って。で、まず1つ言っとくのはめちゃめちゃ面白かったです。勧めてくれた人ありがとうございます。めちゃくちゃ面白かったけど、俺が思ってた、こういう感じに面白んだよ、だろうなっていうのは結構体力が要って。
で、その凄い体力要ったまま見たけど、最後までちゃんといけたから、凄く面白かった。凄く面白かったし、めちゃめちゃいい。「最近見た面白い映画なんですか?」の中に、おそらくだけど『バックルームズ』はちょっと人を選ぶ気がしたんだよ。勝手に俺がそんな気がしてるだけだけど、人を選んでる気がしたんで、ちょっと例えばテレビで「最近、見た面白いのなんですか?」って言われたら「『バックルームズ』ですね」っていきなり言わないような気がするの。
だけど、『我々は宇宙人』は、それで問題ないぐらい面白かったんだけど。で、その岩井君の感想で面白かったのは、「2人の気持ちが分かるけど、僕の人生は2人言うとこっち寄りの人生だったから、こう思った」って言って。俺、また真逆で。「言ってることは分かる。2人のうちの俺はこっちの気持ちも分かるけどこっち寄りの人生だったから」っていう。そこにその共感してみた、みたいな話をしてんだけど、これは真逆だけど、「岩井君も面白かった」っていう。
で、岩井君やっぱアニメよく知ってるから、カメラアングルのあり方とか、表現のあり方みたいなところも含めて、とてもいいって言ってんだけど。
なんかね、ごめんね映画評価は結局「そこかい」と思われるかもしれないけど、まだ見てない人に向けて見に行ってほしいってやっぱ思っちゃうから。なんかここで面白いを全部言っちゃうと、ちょっとその映画評論を生業にもしてないくせに泥棒っぽくなるかなって意識があるからあれだけど。
ちょっとだけ俺の言ってたことを思い出してほしいのは、子供時代の自分のことを許してる人、許したい人、許してない人で、おそらく感想っていうか途中の段階は違うかなっていう気はする。
最後まで見て「つまらなかった」っていう人は、ごめん。多分、俺の勧める映画をもう怪しいと思う方向でいいやってぐらい面白かったんでだけど。なんだろうね。もう一通りあるかな、子供時代のことを許したい、許して欲しい、それから許せない。で、さらには58、まもなく59になってくると、なんだか忘れたっていう(笑)
なんかもうよくわかんない細かいエッジは忘れたっていう人と、あとまっ只中に今、その青年時代の人とで、感想は違うけど、おそらく「面白くなかった」ってことにはならないような映画だなと思って。

