2025年8月20日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『山里亮太の不毛な議論』(毎週水 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太が、ビリー・アイリッシュと『DayDay.』で叩いてかぶってジャンケンポンをやることで「世界を敵に回す可能性」もあると思っていたと告白していた。
山里亮太：資料として、海外のアーティストに、海外のアーティストが来た時の映像を見せるんですよ。他のアーティストが来た時の。で、そういう映像がビリー・アイリッシュの方にも行ってて。
「ぜひ、叩いてかぶってジャンケンポンをやりたい」ってビリー・アイリッシュさんが言ってるということで、私、戦うことになりましてね。で、正直ね、ドキドキですよ。この叩いてしまっていいのかという恐怖。
でも、ここまで僕がその恐怖に打ち負けてきてて、叩けないみたいな。でも、そろそろ自分脱皮する、なんかこうちょっとカリスマ性というか、やっぱ持ちたいなっていう時に、これは自分をなんか一個成長する日じゃないかなと思って。
スタッフさんに、「これってガチで行っていいんすか？」って言ったら、ビリー・アイリッシュさんが、もう打ち合わせの段階から「ガチで行きたい」と。凄い前のめりで打ち合わせしてくれてる、と。
まずじゃんけんを出すタイミングも練習させて欲しいって言ってたし、あと、「実際使うものを見せて欲しい」って言って、どうやって振ったらいいのかとかも、全部教えてもらって。
スタッフさんに「こうやってやったらいいんですか？」みたいなのを聞いて。「なるほど、なるほど」っていうので。物凄い練習もしてる、と。「だから、どうぞ」みたいな感じで言われて。
いや、でもなぁ…しかし、ガチで行こう、ということになって。で、いざその場を迎えるわけですよね。ビリー・アイリッシュと。散々もう、言ってもそのスタジオには、先ほどパフォーマンスしてくれた、新しい学校のリーダーズと湘南の風がいて。
で、そこに「さぁ、今ビリー・アイリッシュさんが到着しました」って言って、入ってくる。で、また気さくなのよ、本当に。パーってビリー・アイリッシュさんが入ってきて「どうぞ、ようこそお越しくださいました」って言って。
香水なんかをね、「これなんですよ」ってPRしてくださって、シュシュってやって、「あ、いい香り」みたいなことをやって。「さぁ、ということでビリー・アイリッシュさんをお招きして、こちら行きましょう。叩いてかぶってじゃんけんポン」って出てきた時に、「やっぱりおかしいよな」と思いながら。
なんで俺は、叩いてかぶってじゃんけんポンをグラミー歌手とやるのか。で、「対戦相手はこの方です」って、僕が出るわけですよ。で、セットが用意される、一畳ぐらいの畳と、そこにザブトンがそれぞれが置いてあって、真ん中にはヘルメットとハンマーが置いてある。
で、座ってビリー・アイリッシュさんがね、ちょっとこうメガネをすっと置くわけよ。ああ、戦闘体勢だ、と。で、私も礼儀だっつって、メガネを置く。さぁ、いよい始まる。もう本当にね、凄いドキドキした、やっぱり。
俺、今からひょっとしたら世界を敵に回す可能性だってあるわけよ。俺がもしあの天下のビリー・アイリッシュさんを打ち抜いてる映像が世界に発信された時に、どんなお怒り、お叱りを受けるのか。 いや、でもそれを恐れず行くのがやっぱりこれからの自分として。だってあの加藤浩次だったらどうだろう、比べるのはいけないけど思ってしまう。
加藤浩次だったら、振り抜く、と。よし、俺次のステージに行く、今日がその日かもしれない。手にはじとーっと汗が。そして俺の人生運命を変える第一投。「叩いて、かぶってじゃんけんポン」。俺が出したのは、自分の全ての力を放出するような感じでパーを出す。するとビリー・アイリッシュはスタイリッシュなチョキを出していた。
負けたと思って、ヘルメットに手を伸ばした時に、物凄いスピードでビリー・アイリッシュの手がハンマーに行く。『ピンポン』で、ペコがノリにノッてる時の移動するぐらいのスピードでね。
それぐらいの感じでシャーンってきて。俺の頭にピコンってやって、凄い勢いで。その後も連続で、ピコン、ピコンと3発。これ言っていいかわかんないけども、脳が揺れたのよ。で、倒れると。
