2024年5月11日放送のTOKYO FMのラジオ番組『まんが王国presents 世界はまんがで出来ている』(毎週土 19:00-19:30)にて、お笑い芸人・街裏ぴんくが、不条理すぎるギャグ漫画『夏がとまらない』をオススメしていた。
街裏ぴんく:藤岡拓太郎さんって知ってます?
狩野英孝:いや、知らないですね。
街裏ぴんく:ギャグ漫画家で、もうお笑いなんですよ、完全に。
狩野英孝:へぇ。
街裏ぴんく:で、何コマもあったりするやつもあれば、1コマで終わるような漫画があったりするんですよ。
狩野英孝:え?あ…この絵は見たことありますね。
街裏ぴんく:ありますよね。で、この人自体もめっちゃお笑い好きで。で、「街裏ぴんくさん面白い」みたいなことをつぶやいてくれてたんですよ。
狩野英孝:嬉しいですね。
街裏ぴんく:で、僕もめちゃくちゃ大好きやったんで、なんとかつながりを持つために、DMとかで連絡させてもらったりとか。
狩野英孝:うん。
街裏ぴんく:で、今、ラジオやらせてもらってるやつの、ビジュアルも拓太郎さんに作ってもらったりしてるんですけど、本当に好きで。
狩野英孝:ちなみになんて作品ですか?
街裏ぴんく:『夏がとまらない』っていう作品集があって。その中で特に印象に残ってるのが、一つの話なんですけど。
狩野英孝:うん。
街裏ぴんく:「口内炎なアイツ」っていう。カップルがいるんですよ、マサヒコ君とコヨミちゃんやったかな。喫茶店で揉めてるんですよ。
狩野英孝:うん。
街裏ぴんく:で、彼氏の方が「口内炎、口内炎って、もうよしてくれよ!」って怒るんです。
狩野英孝:うん。
街裏ぴんく:どうやら、コヨミちゃんに口内炎ができて。いちご食べる時、染みると。その話ばっかりされるのがマサヒコ君嫌気が差して。
狩野英孝:うん。
街裏ぴんく:「もう口内炎の話はやめてくれよ!」って揉めて、飛び出していくんです。
狩野英孝:うん。
街裏ぴんく:で、歩いてるんですけど、よう分からん壁に、小さい窓が開いてて。そこに顔だけ出てくるんですよ、男の。
狩野英孝:はい。
街裏ぴんく:で、「喧嘩したのか?」って。それも説明全くないんですよ、誰なのか。
狩野英孝:はっはっはっ(笑)
街裏ぴんく:で、「あ、トオル」とか言ってるんですけど、全く説明せん、ずっと不条理なんですよ(笑)
狩野英孝:はい。
街裏ぴんく:で、「コヨミちゃんと喧嘩したのか?」「口内炎の話ばっかりするもんだからよ」って、話全く進んでなくて(笑)
狩野英孝:ふふ(笑)
街裏ぴんく:「それでも仲良くした方がいい。ちょっと待っとけ」って、一回窓閉めるんですよ。
狩野英孝:うん。
街裏ぴんく:で、マサヒコはなんでか分からんけど、待たずにどっか行くんですよ。ほんなら、そいつを追いかけてくるんですよ。
狩野英孝:うん。
街裏ぴんく:「口内炎治る薬、コヨミちゃんにつけてやれ」って渡すんですよ。ほんで、マサヒコが「口内炎の薬って、内側に塗るんか?外側に塗るんか?」って聞いたら、トオルが殴るんですよ。
狩野英孝:え?
街裏ぴんく:めちゃめちゃ理不尽に殴るんですよ。で、最終的にはハッピーエンドで、二人口内炎の薬を塗ってっていう。
狩野英孝:飛びすぎ(笑)
街裏ぴんく:それがホンマにマジで何も起こってなくて。説明ができひんし。ネタ作る時、順序立てて作るじゃないですか。
狩野英孝:そうですね。
街裏ぴんく:それが全く順序がない時に僕、おもろいんですよ。