2025年10月21日放送のテレビ東京の番組『伊集院光と佐久間宣行の勝手にテレ東批評』にて、テレビプロデューサーの佐久間宣行が、テレビ局への入局を希望する就活生にアドバイスしていた。
視聴者メール:僕は、テレビ局志望の大学生で、テレ東が大好きです。テレビ局に受かるのが難しいことは知っていますが、もしどこの局にでも入れるなら、おすすめのテレビ局はどこですか?
佐久間宣行:おすすめのテレビ局…これは難しいですね。どの局にも良いところも、悪いところもあり。
伊集院光:うん。
佐久間宣行:例えば…調子の良いテレビ局は、チャンスが少ないわけじゃない、若手の。
伊集院光:そうか、今、いる人たちが絶好調。
佐久間宣行:だし、あとは番組がなかなか終わらないから。
伊集院光:ああ、そうか、そうか。
佐久間宣行:逆にちょっと今、調子が悪いって言われてる局は、若手の企画が通りやすい可能性もあるんですよ。
伊集院光:なるほど。
佐久間宣行:だから、どっちもどっちなんですよね。だから例えば、僕らがテレビ東京入った時は、テレビ東京は弱い感じだし。ダウンタウンさんとか、ウッチャンナンチャンさんとかのスターは出てくれない感じだったんですよ。
伊集院光:うん。
佐久間宣行:だから、僕はおぎやはぎとか劇団ひとりと仕事できたわけですよ。
伊集院光:なるほど。
佐久間宣行:だから弱かったから、若手を抜擢してくれたからバナナマン、おぎやはぎ、劇団ひとりと仕事できて。そのまま一緒にできたから。
伊集院光:うん。
佐久間宣行:だから…一概に言えないなぁっていうのは本当にあるなぁ。
伊集院光:だからなんか俺思うんだけど、将来ジャイアンツの4番を打ちたかったら、ヤクルトに入った方がいいんじゃないか、みたいな。
佐久間宣行:ああ、そうそう。
伊集院光:そうするとヤクルトは、若手を起用してくれる環境にあって。ジャイアンツはやっぱり、ソフトバンクとかもFAで引き抜いてことが多いからってやってくと、近道はそっちじゃないか、みたいな。
佐久間宣行:そう。
伊集院光:結局、出場できるかどうかっていうこと、デカくて。
佐久間宣行:うん。
伊集院光:なんかその凄い番組がいっぱいあったら、そうなんですよね。そこで自分の番組が持てる可能性は凄い低いから。
佐久間宣行:うん。
伊集院光:今、調子が悪い局?佐久間さん、これどこですか?
中根舞美:どこですか?(笑)
佐久間宣行:今調子が悪い…フジテレビは一見調子悪そうに見えるが、でもやっぱ『鬼連チャン』とか『ドッキリGP』とかちゃんと面白くて人気のある番組はできてるんすよ。
伊集院光:やってんだよね。やってる上に、最高潮にコンプラは厳しくなってるところだから。
中根舞美:ああ、難しいかも。
伊集院光:もしかしたら若手の斬新な案とかは、どっちなんだろうというか、難しいかもしんないって考え方もある。
佐久間宣行:そう、そう。逆にTBSは『水ダウ』が偉大すぎて、『水ダウ』以外のバラエティあんま知らなくないですか?
伊集院光:そうか。
佐久間宣行:SnowManの番組とかはあるけど。
伊集院光:「それは『水ダウ』で」って言われちゃう。
佐久間宣行:そうなると、若手が入って自分がディレクターになれるまで7~8年かかるとしたら、その頃には『水ダウ』はもうさすがに20年とかになってるから。でっかいチャンスが巡ってくる可能性があるとか。
伊集院光:ああ。
佐久間宣行:例えばテレ朝とかも、『アメトーーク』と『ロンハー』が20年やってんですよ。ってことは、新人で入ったらそれの寿命がそろそろ来る頃かもしんない。
伊集院光:うわぁ。
佐久間宣行:だから、そういうことだと思うんですよね。
伊集院光:そこの読みと、あと自分は何に自信があるのか、みたいなことに。

