パンサー向井、令和ロマンは「没個性」のコンプレックスを持っているからこそ漫才のスキルを極限まで磨き上げられたと指摘

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2024年12月24日放送のCBCラジオの番組『むかいの喋り方』(毎週火曜 22:00-0:00)にて、お笑いトリオ・パンサーの向井慧が、令和ロマンは「没個性」のコンプレックスを持っているからこそ漫才のスキルを極限まで磨き上げられたと指摘していた。

向井慧:賞レースにおけるトップバッター不利って言われるのって、結局会場が温まってないってことなんですよね。トップバッターがなんで不利なのかって、温まってないし、結局それが基準になっちゃうから。

そっからこう点数が上がってっちゃうから、なかなか優勝しづらいってあるんですけど。もう、あの時点で割と、最高潮の盛り上がりになってる時点で、なんか結構もうトップバッター不利っていうのはもうあそこ、消えてる感じでしたけど。

でも、そんなことを差し置いても、何なんですか、令和ロマンの凄さ。羨ましい、なりたかったぁ、ああいう芸人(笑)

もうど真ん中、主人公。でもなんかこう簡単に羨ましがっちゃいけないなと思うのは、去年、M-1のチャンピオンになる前に、『チャリで30分』っていう僕がニッポン放送でやってる番組に令和ロマンがゲストで来てもらった時に、その前からもうすでになんか自分のYouTubeとかで分析、みたいなね。くるまがM-1勝つためにこうしていく、みたいなことを言ってたから。

チャンピオンになる前の、「今年の作戦はどんなこんな感じなの?」みたいなのを話し た時に、「主人公感がこっから大事だと思うんですよ」っていうのを、その時から言っててね。

だから結構、令和ロマンって多分自分たちでも言ってると思うんですけど、第7世代のちょっと下、みたいな世代の扱いだと思うんですけど。第7世代の皆さんとライブで一緒になった時に、自分たちのキャラが全くないってことを割とコンプレックスに思ってた時代があるって、なんかのインタビューで読んだんですけど。

結局、あの頃のみんな個性的なね、四千頭身みたいな普通の漫才とちょっと違ったりとか、かが屋みたいな、もうすでになんか自分たちのカラーを持ってる芸人が、どんどんどんって出てった中で、「自分たちって割とオーソドックスな漫才だから、色がない」って思ってたんですって。

でも、なんかそれを結局ずっと持ち続けた結果、漫才に必要な要素のレベルが全部MAXの値になった、みたいな存在だなと思って。なんか特別な、誰もやってない個性とかっていうこととまたちょっと違う、もう普通に喋って、間とか声とか、もちろんボケとかツッコミとかって、そういうことももちろんあるんですけど。

なんかそれのもう、基本的な漫才に必要な数値、それぞれの技術の数値みたいなものが、MAX持っちゃったというかね。ぐらいの凄さがあるなぁと思って。で、さらにそこに主人公感をあえて多分、自分たちで演出していく部分もあったと思うんですよ。

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