加藤浩次、「女性の顔面にチャーハンぶっかけ」事件だけにとどまらない破天荒エピソードまとめ

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極楽とんぼ・加藤浩次さんと言えば、コンパで気に入らない女性の顔面にチャーハンをぶっかけたという事件が有名ですが、それだけではなく、様々な破天荒エピソードをお持ちです。そんな数々のエピソードをまとめてみました。

女性の顔面にチャーハンぶっかけ事件

加藤浩次:違う、違う。「帰んな!」みたいなことも言ったことある。で、若い頃に、すげぇムカついたCAだったか、グランドホステスさんだったかなぁ。すげぇ、もう生意気っていうか。

徳井健太:上から目線?

加藤浩次:そう。「芸人だったら面白いことやりなさい」みたいな。

徳井健太:ああ。

加藤浩次:すげぇ我慢して、我慢して、腹立って。

徳井健太:はい。

加藤浩次:で、腹立って腹立ってしょうがねぇから、チャーハン注文して、チャーハンきたのを顔面にぶっかけて。

徳井健太:はっはっはっ(笑)

有野晋哉:はっはっはっ(笑)食べずに?(笑)

田村亮:その時、いましたから、俺(笑)

加藤浩次:はっはっはっ(笑)

田村亮:俺と、加藤さんとおぎやはぎ2人で4人の(笑)

加藤浩次:でも、アイツすげぇ腹立ったよな。

田村亮:アレはダメでした。

加藤浩次:なぁ。

田村亮:でも、俺とか後輩が言わなアカンのかなって思ってるけど。

有野晋哉:でも、加藤さんが攻められてるしな。

田村亮:加藤さんは、『とぶくすり』とかやってて。「この3人、知らな~い。見たことな~い」って、大きい声で言われて。「う~ん…」ってなってて。で、加藤さんがどんどん、苛ついてて。

加藤浩次:うん。

田村亮:で、チャーハンかけて、「何してんの?」って言われて。それを黙ってずっと(笑)

徳井健太:一回でバーンじゃないんだ。

田村亮:レンゲで、チャッチャッチャッって(笑)「何してんの?やめてよ」って言ってんのに、ずーっとかけ続けて(笑)

有野晋哉:「熱い!」でもないねや?(笑)

田村亮:「熱い!」っていうか、「何してんの?」って言われてて(笑)

有野晋哉:はっはっはっ(笑)「米粒、ついちゃうじゃない」ってことや(笑)

加藤浩次、「コンパで女性の顔面にチャーハンぶっかけ」事件の真相を告白「腹立ってしょうがねぇから、チャーハン注文して…」

楽屋でセクシー女優に…

岡村隆史:(深夜番組『殿様のフェロモン』で)フェロモンズって女の子がズラーって居てて。

矢部浩之:うん。

岡村隆史:AVの方とかも、よく出てて。松本コンチータとか。

矢部浩之:そうですね。

岡村隆史:居てないところで言うのもアレですけど…加藤浩次が、楽屋でフェラチオさせてたんですよ。

矢部浩之:はっはっは(笑)それ、言うたらアカンでしょ。

岡村隆史:昔ですよ。昔ですけどね。

矢部浩之:そうね。

岡村隆史:今や、奥さんもいて、3人も子供もいるから、ホンマは言うたらダメなんですけど、言うてしまいましたけども。

矢部浩之:うん。

岡村隆史:それをね、有野が楽屋の前で見張ってたっていうね、そんな時代やったんですよ。

矢部浩之:古き良き時代ね。

岡村隆史:古き良き時代。

ナイナイ・岡村「破天荒すぎた殿フェロ時代の加藤浩次」

前説に遅刻して…

田村淳:もう、ペーペーもペーペーの時に、『はなきんデータランド』っていう、生放送の桂文珍師匠がやってる番組があって、その前説を極楽とんぼさんがやってて。それで、加藤さんが遅刻してきて。山本さんが1人でやってて。

ノブ:はい。

田村淳:それで加藤さんが遅れて、長いトレンチコートみたいなのを羽織って、サングラスかけたまま前説やって(笑)遅刻したことも詫びずに。

ノブ:へぇ。

田村淳:それで、時間になったらマントを翻すみたいな感じで(笑)バサッって(笑)「アイツ、誰だよ」みたいな(笑)

田村亮:マトリックスや(笑)

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出たとこ勝負の舞台

ノブ:誰かに聞いたな。ルミネの出番も、何も決めずに出ていく、みたいな。

田村淳:ネタ合わせしてたら、「すんなよ、お前ら」みたいな。「出たとこ勝負だろ」って言うんだけど、「みんな作って出てんでしょ」って(笑)

ノブ:ふふ(笑)ちゃんとトリで大事な出番なのに出て行って、山本さんとかは、袖にあるタンバリンを「これ持ってこう」って。それでアドリブで急にタンバリンやったり。

田村淳:持ち時間が長かったけどね。8分で収めなきゃいけないのに、極楽さんだけ25分くらいやって(笑)

吉木りさ:へぇ(笑)

田村淳:最初、誰も笑ってないんだけど、後半の5分、みんな笑い出すっていう(笑)

ノブ:フリートークですか?

田村淳:なんか、ずっとフリーで演技してるの、ずっと。「患者さんと先生」みたいな設定はあって。

大悟:ちゃんとしたネタは、1本もないって聞いて(笑)

田村亮:俺らから見てて面白いねん。でも、「今、ここでオチやな」ってところで、絶対にやめへん。そっから長いねん。

ノブ:へぇ。

大悟:袖にめっちゃ芸人いたって言いますからね。

ノブ:それは面白いし、何が起こるか分からないし。

田村亮:「絶対にここで終わったら良いのに」ってみんな思ってるところで、絶対にやめへん。そっからなんなら、(面白さが)少し下がって終わるからね(笑)「なんであそこで終わらないんですか」って聞きたくなる(笑)

大悟:でも、そういう人がちゃんと売れるって凄いですよ。そのまま売れないパターンが多いですからね。

田村淳:今でも緊張するよね、加藤さん。加藤さんから電話かかってくると、なんか出ちゃうね。

田村亮:「出ちゃう」って、他の人は出ないみたいな(笑)

田村淳:はっはっはっ(笑)

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合コンで女性をイジり続けて泣かせる

田村淳:新しい合コンのスタイルだよね。女の子を一切狙わないっていう。性格とかが気に入らなかったら。…変なゴツイバックルを付けた子が合コンに来てて、「オメェのバックル、マジで変だからな」ってずっと言い続けるっていう(笑)

吉木りさ:怖い(笑)ヤダ、それ(笑)

ノブ:男芸人でケラケラ笑って?

田村淳:いや、笑ってもないよ。「たしかにデカイですよね」みたいな(笑)

大悟:「やめてあげましょうよ」とかは?

田村亮:いや、ないない。

田村淳:「こんな細身のジーンズに、こんなデッケェバックルつけて」って。

田村亮:よう考えたら、バックルにうるさいわ(笑)

田村淳:「主張が強ぇんだよ」って(笑)

田村亮:10年くらい前に、バックルを横につけるのあったじゃん。それを、綺麗なモデルの女の子がやってんのに、「なんでお前、横につけてんの?流行らせたのお前じゃないし。すぐ無くなるじゃん。格好良くない。なんでやってんの?」とか。

大悟:綺麗な子にも負けないんですね。

田村淳:日和らない。

田村亮:「モデルでスタイリストにやれって言われてやるのは、自分のファッションではない」って持論で、女の子が泣いてても、まだ言うっていう(笑)

田村淳:それでトレンチコートで帰っていくっていう(笑)独特なファッション(笑)

大悟:若手であんまり、トレンチコート着ないですよね(笑)

田村亮:持論があって、それに対抗してくれたらエエねんけど、女の子が返さないとね。

田村淳:ビックリだよ。あんな人が朝の顔をやってんだから(笑)

田村亮:「何がスッキリやねん」ってみんな思ってた(笑)

田村淳:『スッキリ!!』出ることがあったら、デカイバックルで出て(笑)

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笑福亭鶴瓶にボールをぶつけ…

「初対面の時、俺らが全然名前を知られていない頃だよ。その頃に、テレビ朝日の特番で共演した。全く活躍できていなくて、何か爪痕を残さなくては、と思っていた」と、その番組のことを話していた。

「最後のコーナーで、釣瓶さんがバスケのフリースローに挑戦していた。その時に、緊張感のある中、釣瓶さんの後頭部に、山本と思い切りボールをぶつけた」と、その当時の勇気ある行動について語っていた。

「何するねん!誰や!?」と頭を抑えながら訊く釣瓶。極楽とんぼの二人と分かると、「お前ら、絶対に次は投げるなよ!」と念をおされたそうだ。

そして、再びフリースローに向かう釣瓶。そこでボールを投げるかどうか、加藤たちは悩んだそうだ。果たして二人はどうしたのか、それは以下のようなことになったそうだ。

「今だったら絶対に”バラエティのお約束”として投げている。でも、当時は大先輩だし、果たして投げるべきかどうか…」と悩む加藤。ボールを持ちながら、釣瓶のほうをジッと見ていたそうだ。

すると、ボールを構えている釣瓶の右手が、わずかに動いている。背中でテレビには隠して、自分の方に何度か動かしている。『早く投げろ』というサインのようだった。そこで加藤は、思い切りボールを放った。見事に釣瓶の後頭部にぶつかり、大きな笑いとなった。

「ありがたいよね。そう言う師匠は。面倒くさくなくて」と、気軽にイジれる釣瓶の存在は大きい、と話していた。

加藤浩次が語る「笑福亭鶴瓶が慕われる理由」

デニス・ロッドマンに「殺していいか?」と言われる

山本圭壱:加藤はそれで(笑福亭鶴瓶の頭にボールをぶつけてウケたことに)味をしめて、今度、フジテレビのそういう大型特番があった時に、デニス・ロッドマンが。

岡村隆史:うん、うん。27時間テレビや。

山本圭壱:来てたよな。で、ずーっと加藤がデニス・ロッドマンに向かって、「お前、何してんだ?」みたいな顔で、ニヤニヤ、ニヤニヤ。

岡村隆史:あの鶴瓶さんの伝説があるから。

山本圭壱:ロッドマンに向かって、挑発的な態度をとってたんだよ。

加藤浩次:うん(笑)ロッドマンと、ちょっと絡めれば面白いかなって思ったの(笑)だからなんか、英語できないから、「おい、なんか絡もうぜ」みたいなことだったんだよ、俺からしたら。

岡村隆史:ロッドマンからしたら、「なんや?これ。こい、こい」みたいな。

山本圭壱:そう。そしたら、ロッドマンが通訳みたいな人になんか喋ったのよ。

岡村隆史:うん。

山本圭壱:そしたら、通訳の人が、「今からお前を殴っていいか?」って言ってますって(笑)

岡村隆史:はっはっはっ(笑)

加藤浩次:違う、違う。そんな生易しいもんじゃないよ。「アイツ、殺していいか?」って言ってますって(笑)

岡村隆史:はっはっはっ(笑)

加藤浩次:本当よ、これ。通訳に耳元で言われて。そっから一切、ロッドマンと目を合わせなかったんだから。

岡村隆史:危ないなぁ。

加藤浩次:危ないよ。

岡村隆史:それは通じひんからな、ロッドマンからしたら。

山本圭壱:うん。

加藤浩次:だから、後ろの方でロッドマンと絡んでたら、ちょっと面白いかなって思ったの。それは無理だったな、やっぱり。言葉の壁っていうのはデカイね。

加藤浩次、デニス・ロッドマンに挑発的な態度をとって「殺していいか?」と言われ「そこから目を合わせなかった」過去

『スッキリ』で漏らしてノーパンで出演

加藤浩次:一回、『スッキリ』でさ、お腹痛くなって。途中退場したことあんだよ。

山本圭壱:え?生放送で?

加藤浩次:生放送で。

山本圭壱:どういう理由で?

加藤浩次:「お腹痛い」って。

山本圭壱:ふふ(笑)

加藤浩次:スゲェ我慢してたんだよ、本当に。ちょっとゆるくなってて、下してて。

山本圭壱:うん。

加藤浩次:で、「すみません、行きます」って言って。

山本圭壱:うん。

加藤浩次:スタジオの時じゃないよ、VTR中よ。

山本圭壱:うん。

加藤浩次:VTR中に行って、スタジオに戻っても、いないっていう状況になっちゃったわけよ。

山本圭壱:うん、うん。

加藤浩次:もう、あん時、日テレのスタジオからトイレまで、走ろうと思っても走れないじゃん、そういう時って。

山本圭壱:まぁね。

加藤浩次:若干の早歩きくらいしかできないじゃん。

山本圭壱:うん。

加藤浩次:俺、本当に漏れたんだよ、途中で。

山本圭壱:分かるわ。

加藤浩次:もう、出ちゃったの。

山本圭壱:出ちゃったんだな。もう、間に合わなかったんだな。

加藤浩次:そう。で、トイレ行ってみたら出ちゃってっから。もうパンツ脱いで(笑)

山本圭壱:汚物入れみたいな…

加藤浩次:の上に、トンと置いて(笑)

山本圭壱:トンと置いたのかい(笑)

加藤浩次:トンと置いて、拭いてな。それで、ノーパンで出てた時があんだよ、もう。

山本圭壱:それは、誰にも言わなかったの?

加藤浩次:誰にも言わなかった。あとから言ったかな。あとから言ったけど。

山本圭壱:ああ。「実はあの時」って。

加藤浩次:うん。もう、ノーパンで出てた時あんだよ。

山本圭壱:うん。

加藤浩次:染みてなくてよかったよ、ズボンに。パンツだけで収まってて。

山本圭壱:あるよね。

加藤浩次:あんだよ。もう、しょうがないもんな、それは。

加藤浩次、『スッキリ』放送中に漏らしてしまい「ノーパンで出てた」ことががあると告白「漏れたんだよ、途中で」

ゲイホストの経験あり

加藤浩次:俺、東京に出てきたばっかりの時にさ。山本とザキさん(山崎邦正)と3人で、渋谷でナンパしてたのね。

吉村崇:仲良いなぁ(笑)なかなかコンビって珍しいですよ(笑)

遠藤章造:吉本の最初にきた、東京チームだから。

加藤浩次:吉本だけだよ、コンビ仲悪いの。…それでさ、「ホストやりませんか?」ってスカウトされて。

徳井健太:ああ、はい。

遠藤章造:3人ともですか?(笑)

加藤浩次:違う、俺だけ。

遠藤章造:そうですよね(笑)「そうですよね」っていうのもアレだけど(笑)

加藤浩次:ブーさん(山本圭壱)は一切、スカウトされてなかったけど。

遠藤章造:ふふ(笑)

加藤浩次:「新宿でホストやりませんか?」って言われて。「別に、興味ないんで」って言ったけど、名刺渡されて、バッグに入れてたのね。

遠藤章造:はい。

加藤浩次:生活してる上で、バイトもやってたけど。あとは、吉本の仕事がちょっとあったりとかさ。

遠藤章造:はい。

加藤浩次:お金になんねぇじゃん。吉本の前説行ったとしても、千円とか二千円でしょ?ギャラが。

遠藤章造:はい。

加藤浩次:「カネねぇ」ってなって。何ヶ月か後になって。それで、「ああ、そういえば」っと思って。「ホストにスカウトされた名刺あったな」って思って。

有野晋哉:アルバイトとして。

加藤浩次:それで、カバンの中調べたらあったのさ、名刺が。「一回、電話してみようかな」って思って。手っ取り早くカネ儲けられるんだったら、何日間か働いて、何千円か何万円か貯まれば、生活できるなって思って。

遠藤章造:うん。

加藤浩次:それで電話したのさ。「スカウトされたものですけど」って。そしたら、「今日から来れる?」って言われて。

遠藤章造:はい。

加藤浩次:「行けますけど」「とりあえず、新宿来て」って言われて。「どこに行けば良いですか?」「アルタ前で待ってるから」って言われて。「君、どんな格好してんの?」って言われて、「こういう格好で行きます」って。

遠藤章造:当時、ケータイない時代ですからね。

加藤浩次:そう。「○時、アルタ前で」って。それで立ってたの。そしたら、「加藤君?」って言われて。

遠藤章造:はい。

有野晋哉:(スカウトした)同じ人ですか?

加藤浩次:そうそう、同じ人がきて。「ああ、どうも」って。「じゃあ、行こう」って。結構、歩くんだよ。

有野晋哉:夜ですか?

加藤浩次:夕方17時くらいかな。歩いてさ、行って。その時、俺はまだ東京に来て1年ちょっとしか経ってなかったから。

有野晋哉:うん。

加藤浩次:俺、よく分かってなかったの。新宿って、どこでどういう風に…

遠藤章造:ああ、どこがどういう繁華街なのかって。

加藤浩次:それで、言ったら新宿ニ丁目の方に連れて行かれてるわけさ。

遠藤章造:ホストっていえば、歌舞伎町ですけどね。

加藤浩次:そうなのよ(笑)当時、分かんないから。それで行ったんだよ。中で面接やるって。「実はここさ、男性専門のホストなんだよ」って言われて(笑)「え?!」ってなって(笑)

有野晋哉:ふふ(笑)

加藤浩次:「ウソでしょ?!俺、聞いてないですよ、そんなの」って(笑)

遠藤章造:言ってないですもんね(笑)

加藤浩次:「でもね、加藤君。そんな変なことしなくて良いんだから。ただね、一緒にご飯食べたりするだけで、1万円とかもらえるんだよ」って。

遠藤章造:その当時の1万円って言ったらね。

加藤浩次:「それはもう、2人の話し合いだからね」って(笑)

有野晋哉:あれ?(笑)

徳井健太:じゃあ、ホストじゃないんだ(笑)

加藤浩次:わかんないよ。俺も、経験したことを言ってるだけだから。法に触れるとか分からないよ。

吉村崇:男性と男性だったら、法はないんで大丈夫らしいですから。どうぞお話ください(笑)

加藤浩次:ああ、そうなの?(笑)…それで、「ええ…」って思って。俺、本当にカネなかったのよ。実際、その当時、板橋に住んでたんだけど、板橋から新宿までの片道の電車賃しか持ってなかったから。

遠藤章造:それはもう、何かしらカネ稼いで帰らないと。

吉村崇:悪魔がささやきますよね。

加藤浩次:本当に、ポケットに20~30円しかないから。

遠藤章造:それじゃあ帰れないですからね、板橋まで。

加藤浩次:うん。

有野晋哉:見切り発車ですね、新宿まで行くのに(笑)

加藤浩次:「日払いでもらえます?」って電話で言ったんだと思うんだよ。もらえるっていうから、「よし、行こう」って思って(笑)

有野晋哉:「じゃあ、大丈夫だ」って?

遠藤章造:その時は知らないですからね(笑)

加藤浩次:電話の時、知らないから。

有野晋哉:はい。「ホストでしょ?」って思ってたんですもんね(笑)

加藤浩次:21~22くらいの時で。プロの人の横について、お酒作ったりするだけで良いのかなって思ってたんだけど。そういう話になって(笑)

遠藤章造:はい。

加藤浩次:「ええ?無理です、無理です。俺、そういう趣味ないですもん」って。

遠藤章造:ええ。

加藤浩次:「でも、ただご飯食べるだけだよ」って。

有野晋哉:ご飯食べれるってなったら、電車賃もないもんからしたら、「ん?」って思いますよね。

加藤浩次:「ご飯食べれるかもしれないし、もしかしたらお金ももらえるかもしれないよ」って。「1日でも良いから、やってみなよ」って。「立ってみなよ」って言われて。

遠藤章造:え?立つって…

加藤浩次:お店の中にな(笑)

遠藤章造:外だったら、超本気のヤツですもんね(笑)

加藤浩次:うん(笑)それは法に触れんじゃないの?(笑)…それで、お店の中で立ってみようかなって。

吉村崇:待ってください、加藤さん(笑)

有野晋哉:だって、電車賃もないし。板橋遠いから、歩いて帰られへんよ。

加藤浩次:それで、「とりあえず、やってみます」って。

吉村崇:おおっ!

有野晋哉:ダメだったら「ダメ」って言えば良いんだしってことですからね。

加藤浩次:それで立ってさ。そしたら、男の子10人くらいがカウンターの中に並ぶの。

遠藤章造:はい。

加藤浩次:ちょっとぽっちゃりの人から、優男みたいな人まで。

遠藤章造:ヒゲ濃い目とかね(笑)

加藤浩次:日焼けしてんのとか(笑)バリエーションが(笑)

有野晋哉:記号になってる人がいっぱいおんのや(笑)

加藤浩次:うん。それが並ぶわけ。

遠藤章造:それは着替えるんですか?私服ですか?

加藤浩次:私服。ちょっとラッパーっぽいヤツもいるし。

有野晋哉:スーツもおるし、みたいな?

加藤浩次:スーツはいなかったかな。

遠藤章造:ピタっとしたTシャツ着てる人とか?

加藤浩次:ああ、いるいる。俺は普通のシャツみたいな感じでさ。そしたら、スーツ着た人とか飲みに来るわけ。その飲み屋に。それで、決まってる人もいるんだろうな。中で2人で飲んだりするの。

徳井健太:スナックみたいな感じですかね。

加藤浩次:それで、どっか行くんだよ(笑)

吉村崇:ああ(笑)

徳井健太:それは個人の自由ですからね。どこまでなのかとか(笑)

有野晋哉:外でご飯食べてるのかもしれないし。

加藤浩次:俺、隣の人に「どのくらいやってるんですか?僕、今日、始めてなんですけど」って。「俺、半年くらいかな」「失礼かもしれませんが…そういった趣味の方なんですか?」って言ったら、「ん?俺、彼女いるからね。割りきったら稼げるよ」って。

遠藤章造:え?割りきったら?

吉村崇:というと、メシ以上のこと…

加藤浩次:それは想像にお任せしますけど、そうやって相手は言ったから。俺は分からない。俺は何かは分からない。

吉村崇:たとえば、お客さんが来るときに普通に飲むのか、それともジロジロ並んでる男たちを見るのか(笑)

加藤浩次:そんな来ないんだよ。俺は立ってて、2人くらいかな、来たのは。常連さんみたいな人で、「どうも」みたいな。それでいなくなるんだよ。

遠藤章造:ふふ(笑)

有野晋哉:連れていなくなるわけですね。

加藤浩次:うん。「割り切れば儲かるから」「どのくらい儲かるんですか?」「先月、60万円くらいかな」って。

有野晋哉:うわぁ、スゲェ。

加藤浩次:俺からすれば、20円しかない男だから(笑)「おい!おい!」って思って。何、それって。

遠藤章造:ふふ(笑)それは60万円は凄い額ですよ。

有野晋哉:うわぁ、スゲェ。

加藤浩次:「割り切れば?多分、モテると思うよ。色白いし」って言われて。

遠藤章造:北海道から来て1年目。

徳井健太:ちなみに立ってるだけで、時給は発生するんですか?

加藤浩次:するする。それは、別途ですんの。それは普通のバイトの時給くらいだから。

徳井健太:1,000円くらいですかね。でも、それだけでも十分良いですけどね。

遠藤章造:割り切ったら、60だぜ。

吉村崇:でも、立ってるだけだったら、次から呼ばれなくなる可能性もありますからね。

加藤浩次:正直、その話聞いた時に、「割り切ろうかな」って思って。

有野晋哉:うわぁ、どうなんの?(笑)

遠藤章造:割り切り60ですね。

加藤浩次:「よし、やるか!」って。これ、ネタでもなんでもなくマジの話だよ。カランコロンって次の客がきて。ボウズで、おしろいみたいなファンデーションを塗って。ちょび髭みたいな(笑)ハッキリ覚えてんだよ、今でも。

徳井健太:ボウズのチャップリンが(笑)

加藤浩次:ベタに腰にヒラヒラしたスカーフみたいなのつけてて、本当にソッチの方。「ああ、どうもぉ~」って。「久しぶりに来ちゃったぁ~ああ、もうみんな可愛い子いっぱいいるじゃな~い」みたいな感じよ。

遠藤章造:はい(笑)

加藤浩次:「みんなにビールご馳走してあげるからぁ。飲みな」って言われて。グラス持たされて、ビールを全員に注ぎだすの。それで、「はい乾~杯!」ってした後に、「んん~今日、この子」って指さされたんだよ(笑)

遠藤章造:はい、来た!(笑)

遠藤章造:割り切り60チャンスですよ(笑)

加藤浩次:チャンスじゃねぇよ(笑)「はぁ?!」ってなって。

有野晋哉:でも、60欲しいんでしょ?

吉村崇:ご指名入りましたから。

加藤浩次:スーツ着てオッサンだったら、まだ。でも、俺はそんなの無理だから。「店長!無理です、無理です」ってなって。

遠藤章造:その人のいる前で?

加藤浩次:うん。「店長、俺もう無理です!立てないです」って言って。「いやいや…」って言われたけど、「無理です。無理です。帰ります」って言って。そのまま出てきたの。

徳井健太:いや、普通の人だったらそこで行きますよ。断るの怖いですよ。

加藤浩次:行かないでしょ。

吉村崇:流されちゃいますよ。だって、ビールいただいてるんですもん(笑)

加藤浩次:1杯で?(笑)

徳井健太:俺だったら断れないかもな。

遠藤章造:それ、チャップリンどうしてたんですか?

加藤浩次:「新人なの?」って感じなわけ。「はい、新人です。だから、無理です。単純に立ってろって言われただけなんで。無理です、帰ります」って言ったら、「あら、そんなこと言わないでさ」ってことは言ってたんだけど、「帰ります、帰ります」って。

遠藤章造:でも、帰れないでしょ?20円しかないから。

加藤浩次:だから、新宿警察に行って。派出所あんじゃん。

遠藤章造:はい。

吉村崇:新宿二丁目の角のところの。

加藤浩次:そう。「財布落としたんで、電車賃貸してください」って言って、借りて家まで帰って。

遠藤章造:へぇ。

有野晋哉:そこで行ってたらどうしてたんですかね(笑)

吉村崇:今の加藤さんじゃないでしょうね(笑)

加藤浩次:キャラクター変わってるだろうな。

遠藤章造:『スッキリ!!』の司会はしてないでしょうね。

加藤浩次、ゲイホストにスカウトされてバイトをした過去を告白「割り切れば60万円…」

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