爆笑問題・太田、ZOZO前澤社長1億円お年玉企画を「下品」だと感じる理由についてのトークまとめ

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爆笑問題の太田光さんが、8日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(毎週火 25:00-27:00)で、株式会社ZOZOの前澤友作社長による、「100人に100万円をプレゼント」する1億円お年玉企画を「下品」だと感じる理由について語っていました。

お年玉企画に「下品だよな、やってることが」

太田光:「1万円あげるよ」みたいな(笑)「1億円あげるよ」みたいな感じで。

田中裕二:ああ、もうヒドイ。…なんか、話題になってますね。

太田光:凄い話題だね。ツイッターやるだけで、100万。凄いね、前澤。イヤな奴だねぇ、アイツ。

田中裕二:はっはっはっ(笑)

太田光:下品だよな、やってることがな。なんであんなこと平気でやるのかね。カネばらまいてんだぜ、だって。

田中裕二:ふふ(笑)

太田光:いくら金持ちだからってさ。

田中裕二:ええ、凄いねぇ。

太田光:一般の庶民に「ほれ、ほれ、ほれ」っつって、カネばらまいてさ。平気な顔してんだよな。

田中裕二:ええ。

太田光:ああいうのもう、平気になっちゃったからね、この国は。

田中裕二:うん、そうね。凄かったんでしょ?500万人リツイート。

太田光:そりゃそうでしょ、リツイートが世界一になったんでしょ。

田中裕二:ね。

太田光:卑しいね、なんかね、そういう話は。

田中裕二:うん。だから、何万分の一で100万円が当たるってことでしょ。そういうことだよね?

太田光:だから、リツイートするわ、そりゃ、誰だって。そりゃしょうがないとしてもさ、やる方だよ。下品だろ?ああいうの。

田中裕二:まぁね。

太田光:俺、こういう時代になったかって思って。

爆笑問題・太田、ZOZO前澤社長の1億円お年玉企画を批判「下品だよな、やってることが」

「金儲け」「金持ちアピール」を肯定しだした資産家

太田光:最近ほら、もう随分前からだけど、ああいうIT的な人たち。ホリエモンも含め、村上ファンドとか。「金儲けの何がいけないんですか?」って理屈あるじゃない。

田中裕二:まぁね。

太田光:あれをさ、もう世界はね、たとえばアメリカだのなんだのって、アシカというかなんだろうな。ジョージ・ソロスとかね、そういう人たち、投資家。

田中裕二:うん。

太田光:投資家が、大金を投資して、なおかつそれを福祉に。堂々とさ、やるっていう。そういう人たちがいっぱいいるっていうのは分かってるんだけど。

田中裕二:うん。

太田光:お金儲けは悪いとも思わないし。たださ、それは世界の元々のなんつうのかな…ジェフリー・アーチャーっていう小説家がいて、その人の小説なんかを読むとよく分かるんだけど。

田中裕二:うん。

太田光:お金いうものに対する考え方って、欧米の人たちと…日本人は独特なんだよね。ちょっとやっぱりこう「悪銭身につかず」というか、何て言うのかな、後ろめたい。お金ってものは、決して汚れたものではないよ。

田中裕二:うん。

太田光:だけど、人に恵んでもらうなんていうのは、プライドが許さないとかさ。

田中裕二:うん。

爆笑問題・太田、「カネをばら撒く」ZOZO前澤社長の1億円お年玉企画に「ああいうのも平気になっちゃったか、この国は」と嘆く

「施し」をよしとしなかった日本人

太田光:よく思うのが、『マイ・フェア・レディ』って話で。

田中裕二:うん。

太田光:あれも、「トゥース!」ってやってる奴が主役でさ。

田中裕二:オードリーですか(笑)オードリー・ヘップバーンね。春日じゃないです。

太田光:春日じゃないの?あれ。

田中裕二:春日じゃないです(笑)

太田光:ずっと春日だと思ってた。紳士の方、若林でしょ?

田中裕二:若林じゃないです。

太田光:真実の口、尼神インターの誠子じゃないの?

田中裕二:真実の口は、そういう像です(笑)

太田光:…『マイ・フェア・レディ』の映画とか、『あしながおじさん』なんかもそうなんだけど。イヤな話なんだよ、よくよく考えてみたら。金持ちが、言ってみれば娼婦ですよね。貧民街に住んでる、礼儀もマナーも知らない、育ちの悪い女の子と賭けをするわけですよ。

田中裕二:うん。

太田光:彼女を何ヶ月で淑女、レディーにできるかっていう。言語学者なんだよね、主人公は。訛りがあるわけですよ、貧乏な人たちの中での、口が悪いわけ。

田中裕二:スラングみたいな。

太田光:「兄さん、寄ってらっしゃいよ」みたいな。だから、エディット・ピアフの最初みたいな感じだよ。最初、立ちんぼみたいなのやってたから。

田中裕二:うん。

太田光:エディット・ピアフはそのままだったけどね。自分の歌を歌うんだって。…で、賭けをしようって。あれ、賭けの話だからね。お前と同じ。

田中裕二:全然違う(笑)

太田光:レディーにして。それで最後、結ばれるんだけども。イヤな。言ってみれば、見方によっては、なんで人のことをそうやってやるんだって。それがまるで夢のように。上流階級が正しいかのように。そっちの方が偉いんだ、マナーがよくてどうのこうのって。

田中裕二:うん。

太田光:競馬かなんかやりやがって、オペラグラスで。そういうのがいいってことに、前提の話で。

田中裕二:うん。

太田光:あんなの、見方を変えれば、どんだけ人間を馬鹿にしてんだって。金持ちだったら、そんなことまでしていいのかって。わりと日本人はあの映画好きだけど、ああいう物語っていうのは、日本じゃあまり成立しないと思うんだよ。

田中裕二:うん。

太田光:日本じゃ作る人はいなくて、どちらかって言うと、『おしん』みたいな。貧乏だけども頑張って、頑張って努力して。でも、人に施しを受けるんじゃなくて、努力して身についたお金で質素にって。

田中裕二:うん。

太田光:時代が違うから、そこまでやれとは言わないけど。前澤とか深キョンの新しい彼氏。

田中裕二:本人は否定されてるみたいですけどね。友達らしいですけどね。前澤さんとか。みんな友達だから、あの辺は。お金持ってる人たちは。

お金の話を殊更にする下品さ

太田光:で、村上ファンドが「お金儲けして何が悪いんですか?」って言って。それはそのとおりなんですよ。

田中裕二:うん。

太田光:でも、それは無理やり頑張ってる感じがしちゃうんだよね、あの連中って。

田中裕二:うん。

太田光:前澤君がやってることも、「何が悪いんですか?」って理論武装してるとは思うんだけど。その理屈じゃなくてさ、「下品だな」って俺は思っちゃうの。俺なんかは別にそんなの平気な人だよ。

田中裕二:うん。

太田光:でも、なんか知らないけど昔から、カネの話とかはあまりしたくない。

爆笑問題・太田、「カネをばら撒く」ZOZO前澤社長の1億円お年玉企画に「ああいうのも平気になっちゃったか、この国は」と嘆く

「商売上手」自慢にうんざり

太田光:前澤さんとか、いい人だと思うんだけど。

田中裕二:うん。

太田光:「どうです?この商売上手」みたいな、その自慢って、アイツらよくするじゃん。

田中裕二:ふふ(笑)

太田光:なんかさ、「この商売の上手さ、どうです?」みたいな。もう、うるせぇ(笑)

田中裕二:はっはっはっ(笑)

太田光:いや、いいじゃない(笑)

田中裕二:それはもう、人それぞれだからね。

太田光:うん。

爆笑問題・太田、ZOZO前澤社長の「どうです?この商売上手」自慢にうんざり「もう、うるせぇ」

ビートたけしとの対比

太田光:やっぱ、たけしさんのお金の使い方っていうのはさ。それは本人が言う訳じゃなくて、周りが言っちゃうんだけど。

田中裕二:うん。

太田光:やっぱ、あの捕鯨船に「若手が来たら、奢ってやってくれ」って、毎月、いくらか渡してるっていうのは、大将も言ってたけど。

田中裕二:うん。

太田光:ああいう、たけしさんは別にさ、声高になんか言うわけじゃないじゃん。

田中裕二:言わないね。

太田光:ただ、周りは言っちゃう、お喋りだから言っちゃうんだけど。

田中裕二:うん。

太田光:それは、いわゆるたけしさんがいかに凄いかってことで。

田中裕二:言いたくなる気持ちも分かる。

太田光:そう、その気持ちも分かるし、それはそうなんだけど。

田中裕二:うん。

太田光:でも、やっぱりそういうのは下品なあれはやらないもんね。

田中裕二:やらないですよね。

爆笑問題・太田、ビートたけしとZOZO前澤社長との「お金の使い方」の違いを指摘「たけしさんは声高に言うわけじゃない」

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